小学生は夏休みの宿題がたくさんありますよね。
長い休みだからと「まだ大丈夫、まだ大丈夫」と思って夏休みの最終日に泣きながら焦って宿題を終わらせた思い出はありませんか?
宿題の中には1日では終わらないものもありますから、夏休みの後半に子供と一緒に大変な思いをするお父さんお母さんも多いと思います。
その中でも特に大変なのが『自由研究』ではないでしょうか。
今回はそんな自由研究を1日で終わらせるコツやまとめ方、おすすめの自由研究についてまとめていきたいと思います。
目次
自由研究を小学生が1日で終わらせるコツ
まずは、自由研究を始める前に考えなければいけないポイントを紹介します。
①自分の得意な教科からテーマを考える
大人でもそうですが、自分の嫌いな事や苦手な事はなかなか手をつけられず、ギリギリまで何もしなくなってしまいますよね?
そこで自分の得意な教科・好きな教科を選ぶことで、子供さんが手をつけやすく意欲的に取り組めるようにしましょう。
自由にテーマを決められることのメリットを活かして、「自由研究は楽しいもの」という認識に変えることが1日で自由研究を終わらせる大きなポイントになります。
勉強自体が嫌いという子供さんであれば、身の回りの気になることや不思議に思うこと、最近見たり聞いたりしたことについて調べてみるのも一つの方法ですよ。
②材料が簡単に手に入るテーマを選ぶ
1日で自由研究を終わらせるのであれば、すぐに必要な材料が手に入る内容を選ぶ必要があります。
自宅や近所のスーパー、100円均一やホームセンターで揃えられる材料の範囲の研究テーマを探してみましょう。
ここでのポイントは、買い出しの際は少し多めに材料を買っておくことです。万が一失敗してもすぐに作り直しができると時間のロスになりません。
③どのくらい時間がかかるか計算しておく
自由研究の完成までにかかる時間を計算して1日のスケジュールを立てましょう。
1日ですべてを終わらせるには段取り良くテキパキと進めることが重要なので、何をするべきかきちんと把握して余裕を持たせてスケジュールを立てます。
多少後ろにずれ込んでもその日のうちには確実に終えられるようにしておくことが大切です。
材料の準備から後片付け、まとめの時間までをしっかり計算してスケジュールを立てましょう。
④自由研究のまとめ(レポート)の書き方を決めておく
自由研究を早く終わらせるためには、最終的なまとめ方の『形式』と『構成』を想定しておくことがかなり重要なポイントになってきます。
まとめ方の『形式』は、研究の内容や提出方法に合わせて適切なものを選びましょう。
クラスメイトに発表するなら大きな模造紙やスケッチブック、先生に提出するだけならノートやレポート用紙、並べて展示するのであれば目を引くアルバムを使うのがおすすめです。
『構成』は事前に練っておくとスムーズに研究やまとめを進められます。
研究の「動機や狙い」「結果」「考察」など、必要な項目の順番を決めておくことに加えて、研究結果をある程度想定しておく事もポイントです。
自由研究を小学生が上手くまとめる書き方は?
せっかく自由研究がスムーズに進んでも、レポートやまとめに時間を取っては1日で終わらなくなっています。
そこで、早く上手にまとめるには下記の4つがポイントになってきます。
①その研究をしたいと思ったきっかけについて
「興味があったから」「日頃から疑問を持っていたから」「作ってみたかったから」など研究をしようと思ったきっかけを書きます。
研究をすることでどんなことがわかるのか、何を調べたいのか、なぜ?どうして?こんなことがしてみたい!そんな思いをまとめてみましょう。
②研究の方法について
次にどんな研究をしたのかその方法を書きます。使った材料や道具、実験や観察をどのようにしたのかを詳しく書きましょう。
手順や調べ方、調べた場所やかかった時間などを順序良くまとめ、絵や図・写真などを使うと分かりやすくなりますよ。
状況によって結果が変わるものもあるので、研究を行ったときの様子を記録しておくことも大切です。
③研究の結果について
実験や観察を行った結果を書きます。結果は図やグラフ・表にまとめると分かりやすくなります。
この時、②で写真やデータを残しておくとまとめやすいです。
もちろん上手くいくばかりとは限らないので、失敗したこともきちんと書きましょう。
予想通りの結果にならなかったとしても、記録を残してなぜそのような結果になったのか考えてみることが大切です。
④研究をして感じたことについて
研究前に予想していたことと結果は同じなのか、違うのか調べて分かったことを書きます。
楽しかったことやこうすればよかったと思うこと、工夫できることや反省点などを、素直に書くことがポイントです。
研究をしたあとで疑問に思ったことやもっと調べてみたいと思うことを書くとさらに良くなりますよ。
1日で終わる小学生におすすめの自由研究はこれ!
ここでは1日終わる簡単な自由研究を学年別に紹介します。
低学年におすすめ『牛乳パックで作る万華鏡』
牛乳パック、透明なプラスチックの板、セロハンテープ、はさみ(カッター)、定規、黒い紙、ビーズ、カラーセロハン
【作り方】
1. 透明なプラスチックの板を使って三角柱を作る。この時定規を使って三角形の一辺が7cm、三角柱の高さが17cmになるようにする。
2. 片方の底をプラスチックの板を使ってフタをする。
3. もう一つ一辺が7.1cm、高さが1.5cmの三角柱を用意して、フタをした方の面にこれを5mmはめ込むように取り付ける。
4. その中にビーズや細かく切ったカラーセロハンを入れ、その上からさらにプラスチックの板でフタをして中身が出てこないように固定する。
5. 4の周囲を黒い紙で覆い、さらにその上から上部と底と切り取った牛乳パックを重ねる。
6. 最後にビーズなどを設置した方と反対側の底に、真ん中にのぞき穴を開けた黒い紙でフタをすれば万華鏡の完成。
【ポイント】
牛乳パックの上から色画用紙を貼ったり、イラストを描いたりしてデコレーションすれば見栄えも良くなります。
中学年におすすめ『フルーツシロップ作り』
密封できる容器(ビンやタッパーなど)、好きなフルーツ、果物と同量の砂糖
【作り方】
1. 好きなフルーツを一口大にカットする。
2. 密封できる容器の中にフルーツと砂糖を交互に敷き詰め、何層も重なるようする。
3. 冷蔵庫に入れて半日ほど冷やし、取り出して軽く振ったら再度冷蔵庫に入れて冷やす。さらに半日待ったら完成。
【ポイント】
砂糖に漬けているうちに、フルーツから水分が出てみるみるかさが減っていくので、その様子を写真に撮って変化を記録すればさらに充実した内容になります。
高学年におすすめ『ドライアイスで大きなシャボン玉作り』
ドライアイス、お湯、ポリバケツ(大きめのもの)、食器用洗剤、軍手やトング(素手で触らないため)
※注意※ドライアイスは絶対に素手で触らないで下さい!!
【作り方】
1. 買ってきたドライアイスをポリバケツに入れる。
2. 1の中にお湯を注ぐ。
3. バケツから白い煙が湧き出てきたら、食器用洗剤を片腕に塗って縁をなぞり膜を作る。
4. 膨らむ様子を観察して完成。
【ポイント】
ドライアイスから蒸発した二酸化炭素が洗剤の膜を押し上げて膨らんでいく過程を、写真や絵で記録すればさらに充実した内容になります。
まとめ
自由研究は進め方のコツや上手くまとめる書き方を知っておくと早く終わらせることができます。
何日もかけて研究をすることももちろん良いことですが、今回紹介したような1日でできる簡単な自由研究も面白いものが沢山あります。
是非子供さんに合った方法で、時には親子で一緒に楽しみながら自由研究に取り組みましょう!