防災グッズ必需品最低限必要なリスト、備蓄は何日分?

毎年9月1日は『防災の日』ですね。台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、 それらの災害に対処する心構えを準備するためとして制定された日です。

皆さんはちゃんと防災グッズを準備されていますか?

特に記憶に新しい東日本大震災以降は防災への関心は高い方が多いと思いますが、何をどれだけ準備しておけばいいのか分からないですよね。

今回は家庭で用意しておく防災グッズや必要最低限必要なもの、特に大切な水や食料の備蓄についてまとめてみましたので、是非参考にしていただければと思います。

スポンサーリンク

防災グッズの必需品は?

防災グッズと言っても何を用意していいのか全く分からない方は、下記のリストを参考にしてみて下さい。

【水】
飲料水 … 災害発生時はコンビニなどの飲料水の売り切れが予測されるため、500mlのペットボトルを用意。

保存水1人あたり1日3リットル程度を目安に、家族3人であれば2リットルのペットボトルを12〜18本程度が目安。

【食】
携帯食 … カロリーメイトやエナジーバーといった手軽に栄養が摂取できるもの、カンパンなどのお菓子類、塩分が摂取できるもの。

保存食 … 保存期間が長く、火を通さずに食べられる食品。インスタントラーメンやお湯でできるご飯など。

調味料 … 塩を中心とした調味料は少量でもあると○。

サランラップ … 皿に敷いて使えば洗う手間が省け、食以外にも電子機器を守るためや止血した後の絆創膏代わりにも使える。

アルミホイル … 簡易的な皿やフライパン代わりにも使える。

缶切り … 災害時は缶入りの食料が主役になるため、缶切りはかなり重要。

【装備】
ホイッスル救助を求めるために必須。防犯ブザーなどの音の出るものでも○。

懐中電灯 … 非常持ち出し袋に入れた懐中電灯とは別に用意しておく。

非常用ローソク … 2次持ち出し品としての非常ローソクは、持ち出し用よりも多めに備蓄しておくのが定番。

現金(10円硬貨含む) … カードやATMが使えなくなる可能性があるため、安全な場所にある程度大き目の現金を準備すること。小銭も合わせて置いておくのがおすすめ。

【情報】
携帯ラジオ … 携帯性を重視したコンパクトサイズのもの。スマートフォンでラジオを受信する予定なら予備のバッテリーを忘れずに。

携帯電話 … 予備のバッテリーは忘れずに。

連絡先メモ緊急時の連絡先や集合場所などのメモは電子機器で管理せず持ち歩くこと。

身分証明書とコピー … 健康保険証や運転免許証などのコピーは持っておくと便利。

文房具ペンとメモ帳は必須。ボールペンよりはシャープペンシルなどがおすすめ。ハサミもあると便利。

【救急】
救急セット三角巾包帯、ガーゼ、脱脂綿、絆創膏、エチケットハサミ、ピンセット、消毒薬はひとまとめにポーチやケースに入れて準備しておく。

常備薬 … 風邪、発熱、花粉、頭痛、生理痛、整腸剤、などの常備薬は多めにストックしておくと安心。

持病薬被災状況が長期的に続くことも視野に入れてストックしておく。

【衛生】
マスク … 簡易的なマスクはもちろん、降灰や粉塵に備えて高機能な防塵マスクを備蓄しておく。

簡易トイレ … 簡易トイレだけでなく、仮設トイレ代わりになる簡易テントなどを用意している人も。

ティッシュ、トイレットペーパー … ティッシュはコンパクトで清潔なポケットティッシュや水に流せるものを。トイレットペーパーは芯を抜くと小さくなるので覚えておくこと。

ウェットティッシュ … ウェットティッシュは様々な用途に使えるので必須。アルコール消毒の出来るウェットティッシュも販売されている。

【防寒】
使い捨てカイロ … 冬場に被災した場合使い捨てカイロは必需品。

毛布 … 日頃使い慣れないものだと避難所での睡眠が十分にとれない時でも少しでも睡眠がとりやすくなる。

防寒着 … 被災時には寒い場所で夜を明かす必要があるため、ウィンドブレーカーなどの防寒着を準備する。

【衣類】
肌着 … 肌着類はかさばるので圧縮袋などに入れてコンパクトに。

下着 … パンツ、靴下などの下着類はしばらくまともに洗濯できないことも考えて多めに準備。

【住】
歯磨きセット … 被災時とはいえ不衛生なのは避けたいため、トラベル用の歯磨きセットは必須。

石鹸 … 石鹸類は液状のものではなく固形石鹸の方がコンパクトにまとまる。

ドライシャンプー水を使わず髪の毛を洗えるシャンプーは避難所生活の必需品。

重曹 … 水が少ない時でも重曹を使うと汚れがきれいに落ち、体を洗う時にも使えるので重宝する。

タオル怪我の手当てや安全ピンで留めて下着の代用としても使えるので、スペースの許す限り入れておくこと。

【汎用品】
ハンカチ、風呂敷 … 比較的大きめのハンカチや風呂敷を持っておけば、三角巾として使用することも可能。

安全ピン … 怪我をした時に布を巻いて止めたり様々な場面で活用できる。

ポリ袋 … 降雨時はバッグのカバーとして使ったり何かと汎用性が高いため必需品。

この他にもできればあった方が便利なものまで含めるとかなり膨大な品数になります。
なるべく汎用性の高い物から順に揃えていくといいでしょう。

防災グッズで最低限必要な物は?

災害が起きた時、前述した全てを持ち出すことは困難ですので、リストの中でも特に重要なものはいつでも持ち出せるようにしておきましょう。

リュックサック … 災害時は両手が自由に使えるリュックサックが一番。

水と食料 … 基本中の基本。最低3日分は常に入れておくように。

防寒着、防寒シート … 冬は特に必需品。体温を奪われると体力も落ちるので必須。

文房具 … メモ用紙やマジックなど、家族の安否確認に使用。ハサミもあると便利。

軍手 … 物を片付ける時に役立つ。また、防寒にも○。

防災頭巾、ヘルメット頭を守ることはとても重要。最近では畳めるヘルメットなどもあるので、どちらか必ず入れておくように。

簡易トイレ … 衛生のためにもかなり重要。特に小さな子供さんがいる方は必須

現金ATMがすぐに復旧するとは限らないのと、ある程度落ち着き始めると絶対に必要になってくる。

保険証など … 普段から持ち出せる場所に入れておくこと。土地の権利書なども必ず持っておくべき。

持病薬 … 持病がある方にとっては重要。できれば医師に「非常用のため」と数日分余分にもらっておく。

着替え … 特に下着は3枚くらいはあった方がいい。

懐中電灯 … 携帯のライトもあるが、それとは別に入れておくこと。

上記に挙げた物をリュックに詰めて準備しておき、枕元などすぐに持ち出せるところに置いておくと、いざという時焦らずに済みますよ。

防災グッズの備蓄は何日分必要?

東日本大震災の時長く避難所にいた方からよく聞かれたのが、1週間目でも届く食糧に限りがあったため届いたおにぎりを大人は我慢して子供たちに食べさせたということでした。

物資が届くまでには災害の内容や地域・天候や道路事情などによって時間かなり違ってくるので、そんな時に備えて食糧や水は最低でも1週間、できれば10日は暮らせるように備蓄しておきたいですね。

【食糧】
主食お湯で温めるだけで食べられるご飯や、長期保存できる乾麺

そのまま食べられるおかず食材 … 熱源を必要としないで缶切りも不要な缶詰を複数用意しておく。

乾物味噌汁やお吸い物など。ただし、インスタントの味噌汁は意外と保存期間が短いため、それ以外で用意しておいたほうが備蓄の管理は楽。

1週間から10日分の家族の食料を考える際、1日3回の食事として「主食」「おかず」「汁物」の3種類に分けて考えると、備蓄しておくべき数が把握しやすくなります。

最近では市販の乾燥野菜も手軽に買えるようなりました。ほうれん草や人参・高野豆腐もたんぱく質の栄養が豊富なので役立ちます。

これに顆粒の出汁の素を用意しておけば味噌汁とまではいかなくても温かい汁物が飲めますよ。

【水】
人間が生きていくのに必要とされる水は1日2リットル。生活用水を含めれば3リットルなので、1日当たり3リットル×家族の人数分の水の準備が必要です。

また、断水で水洗トイレが使えない場合、そのままにしておくと衛生面でもよくないため、市販の飲料水をペットボトルで用意する以外にも下記のような準備をしておきましょう。

風呂水は常に貯めておく

発災後すぐに水道水を貯める … できるだけ早いタイミングで浴槽と大きなゴミ袋などに入れておく。

給水車から水をもらうときの準備折りたためるポリタンクなど

水は重たいので保管場所に余裕があるのであれば台車があると便利です。

まとめ

いつ起きるか分からない災害も、防災グッズを日頃から準備しておけば少しでも安心できます。

住んでいる地域の地形、気候、起きうる可能性が高い災害についても良く理解し、それに対応できる防災グッズを備えるように心がけたいですね。

あとは、準備をしただけでなくちゃんと定期的な点検やメンテナンスも忘れないようにしましょう!

スポンサーリンク