疲れると甘いものが食べたくなるのはなぜか、実は逆効果!?

「疲れた~甘いもの食べたいな~」と、体や頭が疲れると甘いものがすごく食べたくなると思います。

それは、すぐにエネルギーに変えられる『糖分』を体が欲しているからですが、実は甘いものを食べすぎると体はもっと疲れてしまうのです!

そこで今回は、疲れると甘いものが食べたくなる理由と食べすぎの危険性、そして上手な甘いものの摂り方についてお伝えしたいと思います。

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疲れると甘いものが食べたくなるのはなぜ?

仕事や運動をして疲れると、つい頭がボーっとしてきて甘いものを食べたくなりますよね?

実はそれは『脳が栄養を欲しているから』なんですが、主に2つの理由があります。

エネルギーはブドウ糖から作られているから甘いものが欲しくなる

私たちは普段の食事などから栄養を摂って、それを代謝することでエネルギーに変えて動いています。

分かりやすく言うと、車を動かすのに必須な”ガソリン”みたいなものというわけですね。

その中でも、速く吸収されてエネルギーに変わるのが糖質(炭水化物)!

まず最初にエネルギーを得るために使われるものが、糖質を更に分解したブドウ糖だから甘いものが欲しくなるという訳です。

糖分でエネルギー不足を補おうとするから甘いものが欲しくなる

ブドウ糖は体にとってものすごく大事なエネルギー源だということは分かりましたよね?

特に脳は、「脳のエネルギーはブドウ糖!」と言われるように、血液中のブドウ糖が少なくなると「エネルギーが足りない…!」と脳が叫ぶわけですよ!

糖質は脂質よりも早くエネルギーに変わるため、甘いものを食べると一時的に「エネルギー補給完了♪」と満足します。

ただ、今は命に係わるほど栄養不足に陥ることはまずないので、ブドウ糖不足になることはあり得ません。

そのため、脳の指令を忠実に守ってバクバク甘いものを食べると、逆に糖分の摂りすぎになってしまうため注意をして下さいね!

疲れると甘いものが食べたくなるけど食べ過ぎは逆効果!

前章で疲れると甘いものが食べたくなる理由をお伝えしましたが、私たち人間の体には血糖値を一定に保とうとする仕組みも備わっています。

そのため、甘いものを食べたことで急激に上がった血糖値を下げるために、その働きをしてくれる唯一無二の存在であるインスリンがすい臓から分泌されます。

ただ、急激に上がった血糖値をすい臓が一生懸命急いで下げてしまうため、実は甘いものを食べる前よりも血糖値が下がってしまっているんです!

血糖値が下がりすぎてしまうと、

  • 何もないのにイライラする
  • 倦怠感が続く
  • 無気力感に襲われる
  • 冷え性になる
  • 寝ても寝てもとにかく眠い

と言った症状が出てきます。気にしてなかったけどよく現れてる症状のような…ww

しかも甘いものには依存性があるので、さっき食べて満足したにもかかわらずすぐにもっともっと食べたくなってしまいます。

食べてすぐは疲れが取れたような気になっていても、すい臓が頑張る分だけエネルギーも消費されて余計に疲れが

だから、疲れたからといって甘いものを食べすぎるのは逆効果!

次から次へと甘いものを食べるのは本当にやめて下さい。

疲れて甘いものが食べたくなった時のおすすめの摂り方

疲れると甘いものを食べたくなるのには理由があるのに、食べすぎてはいけないなんて「どうしたらいいんだー!」と叫びたくなりましたがww

甘いものが全くいけないというわけではありませんので、食べたくなった時のために疲れを取るための甘いものの摂り方を覚えておきましょう。

甘いものはゆっくりと摂取が基本!

飴やチョコレートをゆっくり口の中で溶かしながら食べると、糖分をゆっくり吸収していくことができます。

ブドウ糖の吸収がゆっくりになって血糖値が穏やかに上がれば、すい臓への負担も少なくなって疲れてしまうこともありません。

ただ、チョコレートだと美味しくてどうしても食べすぎてしまうこともあると思います。

そうならないためにおすすめなのは、1粒(1欠片)が高い高級なチョコレート

高価なチョコレートなら「今日はこれにしよう」と、大事に食べる心理が働いて食べすぎを防ぐことができます。

私も疲れから甘いものが食べたくなった時は、いつもより少しだけ高いチョコレートを1粒食べるようにしてますよ♪

GABA入りのチョコレートがおすすめ

GABA入りのチョコレートは私もとってもお世話になっていて、特に高校時代のテスト期間中は必須アイテムでした!

アミノ酸の一種のGABAは、興奮した神経を落ち着かせてリラックスさせてくれる働きがあります。

そのため、ストレス社会で戦う私たちの深刻なGABA不足を補うためにも、GABA入りのチョコレートはとってもおすすめ!

精神的な疲れが和らぐと他の疲れも取れた気になるため、甘いものが食べたくなったらGABA入りのチョコレートを食べましょう♪

まとめ

体が疲れると甘いものが食べたくなるのは、体や脳がエネルギー源である『糖分』を欲しているからです。

でも、食べすぎてすい臓に負担がかかったり依存したりすると、逆に疲れたりイライラしたりしてしまうので気をつけましょう。

もし、どうしても甘いものが食べたくなったら、飴やチョコレートを口の中で溶かして食べるか、ストレスを軽減してくれるGABA入りのチョコレートがおすすめですよ♪

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