七五三のお参りの時期や時間、赤口を避けた方がいい理由を解説

子供の年齢が3歳に近づいてくるといよいよ七五三のお参りに行かなくちゃ!と思われる方がほとんですよね?

でもいつお参りに行くのか、時間帯や日柄はどうするのか知らない方も多いと思います。

そこで今回は七五三のお参りに行く時期や時間、赤口のお参りについてまとめていきたいと思います。

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七五三のお参りの時期について

七五三は日にちが決まっており、主に11月15日に行われる行事なのです。

その由来は諸説ありますが、

  • 旧暦の11月15日は「鬼宿日(鬼が出歩かない日)」で、何事をするにも吉であるとされていたため
  • 天和元年11月15日に徳川徳松(江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉の長男)の健康を祈って始まった行事のため
  • 旧暦の霜月(11月)の15日は秋の収穫を祝う「霜月祭」の日であり、子供の成長も一緒に祝うようになった

などと言われています。

しかし最近は必ずしも11月15日でなくても、その前後の大安・吉日の日や都合のいい日にお参りに行く人が増えているそうです。

では具体的にいつからいつまでが七五三のお参りに行っても良い時期なのでしょうか?

実は、七五三のお参りにはいつからいつまでという正確な決まりはないんです。

そのため11月15日を基準として、秋が深まる10月上旬に早めにお参りする人もいれば、11月後半にお参りする人など様々。

特に最近はプロのカメラマンに依頼して神社にお参りする時に写真を撮る人もいるそうで、長時間子供が撮影に我慢してくれるようにと10月上旬~中旬にお参りをする人も増えているみたいです。

また、北海道や東北地方などの寒冷地では11月はすでにとても寒いので、10月の早い時期にお参りを行うのが一般的とのこと。

もし、寒冷地在住ではなく撮影など特別なことをしない人は11月15日以降がおすすめです。

七五三の時期から大きく外れているわけでもなく人も少なくなっているので、ゆっくりと時間をかけてお参りをすることができると思いますよ!

七五三のお参りに行く時間

「お参りは午前中に行きなさい」とよく言われると思いますが、七五三のお参りに行く時間帯に特に決まりはないので午前でも午後どちらでも大丈夫です。

午前中にお参りをする場合、朝の神社はもっとも「清浄な気」や「陽の気」が満ちているため良い気をもらえるでしょう。

また、当方から来た祖父母などが当日帰るのにも慌ただしくありません。

そして、午後から他の予定を立てやすいのもメリットだと思います。

ただし、どちらでもいいとは言ってもやはり午前中に行かれる方が圧倒的に多いので、午前中はとても混雑をすることを念頭に入れてお参りに行かれた方がいいでしょう。

午後からお参りをする場合は、混雑を避けることができるのが一番のメリットです。

ただ、午前中にたくさんの人が来たため午後は「陰の気」で満たされると言われています(何か良くない事が起きるわけではありません)。

また、夕方になると御守り祈祷が終了する神社がほとんどで、時間を調べて行かないと後日もう一度行かなければいけなくなるので注意が必要です。

午前も午後もどちらにも一長一短があるため、時間帯は自分たちの都合と周りの意見を考慮して選ぶのがいいでしょう。

七五三のお参りは赤口は避けた方がいい?

よく「仏滅はダメだと知ってるけど、赤口にお参りに行こうとしたら怒られた」なんて話を聞きますが、実はこれもこだわる必要はありません。

と言うのも、六曜は神道や仏教とは無関係なので気にせず七五三のお参りに行っても大丈夫です。

それでもまだまだ日柄にこだわる方も多く、やはり10月や11月の大安吉日を選んで神社などにお参りに行かれる方が大半です。

そして日柄を気にされる方にとって「赤口」は、陰陽道の「赤舌日」という凶日に由来すると言われているため好まれていません。

そのため「仏滅」だけを避けていればいいと考えていると叱られてしまったりする場合もあるのです。

でも、「赤口」は仏滅と違って一日中凶日ではなく、午前11時頃から13時頃までは吉の時間帯となります。

なので、どうしても日柄を気にする方と一緒に「赤口」にお参りに行かなければいけない場合は、その時間帯に行くようにしましょう。

ちなみに、日柄を気にされる方は以下も参考になさって下さい。

  • 大安:終日吉日なのでお祝いごとに適しています
  • 友引:朝は吉、昼は凶、夜は大吉とされています
  • 先勝:午前中のお参りが吉で、14時~18時までは凶となります
  • 先負:午前中は凶、午後は吉となります
  • 赤口:午前11時頃~13時頃までは吉の時間帯で、13時くらいを過ぎると凶になります

まとめ

最近は共働き夫婦の方も増えてきていますし、家族の様々な事情から七五三の日取り決めが難航する事も多いそうです。

ですが、今回ご紹介したように時期や時間、六曜に決まりはないため、都合が良い時に家族揃ってお祝いするのが一番だと思います。

子供の成長を祝う七五三は大事な節目の行事でもあるので、家族揃って楽しく過ごせる日を選んで下さいね。

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