東山のふもとに建つ永観堂は、別名「もみじの永観堂」と呼ばれるほど秋の紅葉が有名な名所です。
１１月中旬から下旬にかけての見頃には境内一帯が錦のように彩られ、毎年それはもう沢山の観光客で賑わいます。
今回はそんな永観堂の紅葉の時期、ライトアップと混雑状況についてお届けしたいと思います。
永観堂の紅葉の時期や詳細
所在地：京都府京都市左京区永観堂町４８
問い合わせ先：永観堂
電話番号：０７５-７６１－０００７
紅葉時期の目安：１１月中旬～１１月下旬
※昼間：９：００～１７：００（１６：００受付終了）／夜間：１７：３０～２０：３０（２０：３０受付終了）
主な紅葉樹種：カエデ
駐車場：無し
料金：拝観料 大人６００円／小・中・高校生４００円
ライトアップ情報：２０１７年１１月７日～１２月６日 １７：３０～２０：３０（予定）
イベント情報：寺宝展 ２０１７年１１月７日～１２月６日
アクセス
- JR京都駅から市バス５系統岩倉行きで３０分、南禅寺・永観堂道下車徒歩３分
永観堂の紅葉はライトアップがおすすめ！
京都で秋の紅葉時期のライトアップを行った先駆者的存在である永観堂は、紅葉シーズンになると夜間ライトアップが実施されます！
境内にある約３０００本ものカエデや放生池周辺、阿弥陀堂の参道などがライトアップされ、昼間とは違ったちょっぴり大人な雰囲気を醸し出します。
永観堂の最も高い場所にある多宝塔付近がライトアップされると多宝塔が浮かび上がり、紅葉に包まれた多宝塔が光に浮かんでいる様は神々しく本当に美しいです！
今年は１１月７日（火）～１２月６日（水）の１７：３０～２１：００（２０：３０受付終了）に予定されています。
永観堂の秋季特別拝観は昼夜入替制となっているため、永観堂に昼間からずっと残っていることはできません。
また、夜間に再入場する際には拝観料も別途必要になるので気を付けて下さいね？
そして、ライトアップ以外にもおすすめスポットがあるので、ライトアップと合わせてそちらも是非お楽しみ下さい♪
多宝塔付近
紅葉の合間に浮かび上がる多宝塔は境内で一番高い所にあり、多宝塔を包み込むような艶やかなモミジがとても綺麗です。
夜間にはライトアップで多宝塔が光に照らされて浮かび上がるように見えるので、さらに美しさが増してうっとりすること間違いなしですよ！
また、燃え立つような紅葉の景色と京都市街が一望できるのも多宝塔ならではです。
放生池（ほうじょういけ）
永観堂の境内のほぼ中央に位置する別名「鶯池」と呼ばれる放生池は、池を囲むようにモミジが植えられています。
そのため、３６０度どこからでも赤・黄色・緑の色彩豊かな紅葉景色を楽しむことができますよ！
その中でも放生池に架かる「極楽橋」は人気の撮影スポットになっているので、自分だけのとっておきの一枚を撮ってみてはいかがでしょうか。
岩垣もみじ
垣のようにはりめぐらされた岩の急傾斜にモミジが巡らされていて、下から眺めるとこちらに迫ってくるような迫力があります。
生命力を強く感じるように急傾斜の岩壁に育ったカエデはとても美しく、与謝野晶子の古今和歌集にも詠まれているほどです。
永観堂の紅葉の混雑をさけるなら開門直後・閉門直前を狙おう
永観堂は紅葉の名所としてよく知られているため、今年も大混雑することはまず間違いないです。
永観堂に入場するだけでも平日ですら約３０～６０分、土日祝日は何時間と並ぶことがほとんどです！
特に永観堂は京都で紅葉のライトアップを始めた先駆け的存在のお寺なので、夜間拝観は昼間以上に混み合います。
その込み具合はあまりの混雑に嫌気がさして、ライトアップを見に来たのに諦める方を見かけるほどです。
そのため、永観堂を紅葉シーズンに訪れる方は大混雑も計算に入れて計画を立てるようにしましょう。
でも、少しでもそんな混雑を避桁い方には、平日の昼間は開門直後の９：００～１０：００頃、夜間は閉門直前の２０：００～２１：００頃がおすすめですよ！
開門直後と閉門直前は比較的人が少なくゆっくり紅葉を観賞できます。
紅葉に包まれているように見える多宝塔の眺めは日が昇りきる前が美しいとされているので、開門直前に入って眺めるのが一番綺麗に見えると思います。
ただし、例年開門前から長蛇の列ができているため、開門直後に入りたいならできるだけ早く永観堂に到着するようにして下さいね？
まとめ
紅葉スポットが沢山ある京都の中でも、永観堂のモミジの紅葉は特に美しいと言われています。
夜間特別拝観では境内がライトアップされて昼間とは違った雰囲気を味うことができ、夜の池の水面に鏡のように映る色鮮やかな紅葉もかなり綺麗です。
混雑を避けるのは難しいですがそれでも見る価値は十分にあるので、今年の秋は是非永観堂の紅葉を見に行ってみて下さい♪