冬の乾燥肌の原因と対策、かゆみが出たら適切な処置を!

冬になると肌がカサカサしたりヒリヒリしたり、時には湿疹もできてないのに体が痒くなるそんな経験ありませんか?

特に変わったことはしてないし、アレルギーがあるわけでもないのに…と不安に思う方も多いはず。

そこで今回は冬の乾燥肌の原因や対策、かゆみが出てしまった時の対処法についてご紹介したいと思います。

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冬の乾燥肌になる原因とは

「肌がピリピリする粉をふく」「赤ら顔になる」「かゆくなる」などといった冬の肌トラブルの主な原因は『乾燥』です。

肌が乾燥すると、角質層からセラミドなどの保湿成分が失われ、表面の角質がひび割れてめくれあがってカサカサの状態に…

その挙句に乾燥がもっと進むと、細胞と細胞の間から空気中の塵やアレルゲンが入り込んでちょっとした刺激でもピリピリしてしまうんです。

このカサカサ・ピリピリした状態を肌のバリア機能低下と言います。

ではどうして冬になると肌のバリア機能が低下してしまうのでしょう?

その理由は、10月になると湿度がどんどん下がり始め、最低湿度が60%を切る日が増えてくるから!

と言うのも、お肌の潤いが保てる湿度は65%~75%と言われているので、その湿度を切ってしまう冬は乾燥してしまうんですね。

特に11月後半からはお肌の乾燥注意報が常に出ている状態で、4月中旬頃まで快適な湿度には戻ってくれません。

この状態でエアコンなどの暖房器具をつければお肌がカラカラになってしまうのも納得ですよね?

また、湿度の低下だけでなく冬の気温の低下も肌トラブルの大敵です。

気温が下がると血行が悪くなって新陳代謝が低下し、それに伴って肌表面の古くなった角質を排出するターンオーバーの機能も下がります。

ターンオーバーがされにくくなった肌は、シミやくすみが肌に残りやすくなったり、小ジワやニキビまでできやすくなってしまうんです。

冬の乾燥肌のお悩み別対策!

原因が分かったところで、次はどうやって冬の乾燥肌を予防・改善すればいいのか気になりますよね?

そこで今回はお悩み別に対策をご紹介していきたいと思います。

粉吹き

私もよく悩まされる粉吹き肌にはオイルが効果的です。

洗顔後はまずオイルでしっかり保湿して、馴染んでから通常のスキンケアをすると粉吹きが減ることがありますよ!

その中でも美容成分が含まれたオイルがおすすめです。

乾燥性湿疹

お風呂や布団で体が温まった途端にかゆみが出るのは乾燥肌が原因です。

何もしていないのにかゆい…と思う方は、入浴の仕方を少し変えてみましょう。

普段のお風呂はお湯ですすぐだけにしたり、石鹸や洗顔料を敏感肌用に変えると症状が軽くなることもあります。

この時タオルでゴシゴシとこするのは絶対にダメですよ!

もし、かゆみがひどい場合や湿疹ができてしまった場合はすぐに皮膚科へ行くようにして下さいね?

乾燥ニキビ

乾燥によってできるニキビの場合、ニキビ用化粧品を使うと逆に悪化することがあるんです。

そういう時に大切なのは、毛穴詰まりを防止してお肌の保水力をあげること!

角質ケアと一緒に徹底的な保湿を心がけて下さいね?

大人ニキビにはビタミンC誘導体が含まれたローションと保湿力の高いゲルの組み合わせがおすすめです。

季節性敏感肌

季節性敏感肌はお肌のバリア機能が壊れてデリケートな状態なので、敏感肌用のスキンケアに変えて下さい。

お肌に優しいセラミド入りがおすすめですよ!

ちょっとした刺激にも弱くなった状態のため、パッチテストをしてから切り替えると安心です。

冬の乾燥肌でかゆみが出てしまったら

乾燥で体にかゆみが出てしまったら、以下のことにまず注意をしてみて下さい。

  1. かゆみを抑える+お肌の状態を改善できる製品を選ぶ
  2. まずはかゆみ止め成分の入った医薬品で症状を抑えます。

    ただ、それだけでは乾燥肌の改善にはならないので、かゆみ止め+保湿剤の成分が入っているものを選ぶのが一般的です。

    でも、表面だけを保湿しても症状が繰り返されてしまう恐れがあるため、症状を抑えるだけでなくお肌の状態を改善できる製品を選ぶようにしましょう。

  3. 入浴後すぐに保湿剤を使用する
  4. 入浴中は角層に水分が入り込んで肌が一時的に潤いますが、お風呂上りは角層の細胞の間にゆるみが生じているためお肌の水分が逃げやすい状態になっています。

    そのため入浴後はできるだけ早く保湿剤を塗って、水分が逃げないように蓋をしてあげて下さい。

    だいたいの目安としては、お風呂から上がって10分以内には必ずケアをすること!

    この習慣をつけることによって乾燥肌によるかゆみを防ぐことに繋がりますよ。

  5. 充分な睡眠・栄養をとる
  6. 疲れやストレスの蓄積は体に悪影響なだけでなく、乾燥肌のかゆみを悪化させてしまいます。

    十分な睡眠や栄養バランスを整えることで、お肌に活力を与えて細胞を元気にしましょう。

    特にウナギやレバー・ニンジンなどのビタミンAや、豆類やたらこ・植物油などのビタミンEを積極的に摂るように心掛けてみて下さい。

まとめ

冬は湿度や気温が下がり、肌トラブルが起きやすい季節であることをまずは認識しましょう。

そして、「これって冬の肌トラブルかも…」と思ったら、それぞれのお悩みにあった対策をとるようにして下さい。

それでもかゆみが出てしまった場合は、入浴の方法を少し変えたり十分な睡眠・栄養をとったりして、体の内外から改善してみましょう!

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