中央アルプスの千畳敷カールは、長野県駒ヶ根市と宮田村にまたがる場所にある窪地(カール)です。
この千畳敷カールは紅葉が素晴らしく、麓からロープウェイで行くことができるので登山の経験が無い人でも気軽に行けることで注目を浴びています。
そこで今回は千畳敷の紅葉の時期や見頃、混雑状況についてまとめていきたいと思います。
千畳敷の紅葉の時期や詳細
所在地:長野県駒ヶ根市赤穂759-489
問い合わせ先:中央アルプス観光
電話番号:0265-83-3107
紅葉時期の目安:9月下旬~10月上旬
主な紅葉樹種:ナナカマド、ダケカンバ
駐車場:有り(菅の台バスセンター350台、黒川平100台、菅の台周辺含め550台/600円、他にも駐車場有り)
料金:(往復)大人2260円/小人1130円
ハイキングコース:千畳敷カール一周45分前後
アクセス
- 車:中央自動車道駒ヶ根ICから県道75号を駒ヶ根高原方面へ約2km → 駒ヶ根高原菅の台バスセンターから駒ヶ岳ロープウェイ行きバスに乗り換え約30分 → しらび平駅からロープウェイに乗換え7分30秒で到着
- 電車:JR飯田線駒ヶ根駅から駒ヶ岳ロープウェイ行き路線バスで約45分 → しらび平駅からロープウェイに乗換え7分30秒で到着
千畳敷の紅葉の見ごろについて
千畳敷カールは1年中綺麗な景色を見ることができますが紅葉の時期は格別で、見頃は9月下旬から10月上旬です。
遊報道を歩きながら約45分程散策を楽しむことができ、ナナカマドやダケカンバの赤や黄色が本当に綺麗に観られます。
また、千畳敷カールは高山植物の宝庫でもあるため、夏の見頃を過ぎて秋を精一杯楽しんでいるかの様な高山植物の花にも目を向けてみるのも楽しみ方の一つになります。
そして、もう一つの千畳敷カール見所は駒ヶ岳ロープウェイからの眺めです。
7分30秒で一気に950mの標高差を上がっていくロープウェイからのパノラマ風景は絶景としか言い様がありません。
標高差による紅葉のグラデーションはまさに圧巻の景色ですよ!
千畳敷の紅葉の混雑状況
千畳敷カールへは車を使って現地まで行くことができないので、一番近い菅の台バスセンターからロープウェイしらび平駅まで向かうバスに乗り、更にその後ロープウェーに乗る必要があります。
そのため、紅葉シーズンともなると始発のバスを待つために早朝から並ぶ人もいるほどで、その後時間が経てば経つほど待ち時間が長くなってしまいます。
ピーク時は平日でも30分~1時間、土日になれば3時間以上も待つことになります。
もちろん混雑は行きだけでなく帰りも同様に混むため、時間には十分余裕を持って行動しましょう。
午後になれば行列も落ち着いてきますが、午後は天気が崩れやすく更に秋になると日が沈むのも早くなるので、ゆっくりと紅葉を堪能することができなくなってしまいます。
なので紅葉シーズンに訪れるのであれば、ロープウェーしらび平駅に向かうバスの始発を狙うくらいの気持ちで訪れることをおすすめします。
もし、どうしてもバスを待つ時間を避けたいという方は、実はロープウェーしらび平駅まではタクシーでなら行くことができるので、運賃は少し高くなりますがタクシーを利用するのも手段の一つでしょう。
まとめ
千畳敷カールの赤・黄・緑が織りなす風景は息をのむ美しさで、迫り来るような大パノラマは他では味わうことのできない絶景です。
紅葉の時期はかなり混雑するため時間に余裕を持って出かけてほしいですが、駒ヶ岳ロープウェイを利用すれば一気に標高2612mの千畳敷カールへ行けてしまうのも魅力だと思います。
ただし、秋は朝晩がかなり冷え込み日中でも平地と比べれば寒いくらいなので、防寒対策も忘れずに今年は是非千畳敷カールの絶景を観に行ってみてはいかがでしょうか。