車のオイル交換の時期や費用、エレメントのまとめ

女性の方はあまり車に詳しくないかと思われますが、皆様オイル交換はどのくらいのペースでされていますか？

実はオイル交換は車にとってとても大切で、「少ししか乗らないから変えなくても大丈夫！」というものではないのです。

今回はそんな車のオイル交換の時期や費用、エレメントについてまとめていきたいと思います。

車のオイル交換の時期について

オイル交換のタイミングは前回のオイル交換からの「経過期間」もしくは「走行距離」によって判断するのが一般的と言われています。

期間についてはどの車もメーカーによって時期が指定されていて、車の取り扱い説明書やボンネットの内部に記載があるので確認してみましょう。

期間ではなく走行距離で判断する場合は、下記を目安に交換するのが一般的なようです。

ただし、長距離を走るの車や逆に買い物程度しか乗らないちょい乗りの車の場合は、メーカーの指定時期よりも早めにオイル交換することをおすすめします。

その理由は、劣化したオイルを使用し続けるとエンジンオイルが本来の役割を果たせなくなってしまうからです。

例えばエンジン内を潤滑して摩耗を軽減するはずが、ドロドロのオイルのせいでエンジン内部を傷つけてしまう恐れがあります。

また、冷却がうまくいかずにエンジン内が高温になってオーバーヒートを起こしたり、燃焼圧力が漏れてパワーダウンなどの不具合も発生しやすくなってしまいます。

そのため、劣化したオイルのせいで車が故障してしまう前にオイル交換が必要となるのです。

オイル交換をする場所はガソリンスタンドなどが挙げられますが、メーカーのディーラーや町の整備工場でも気軽に請け負ってくれるので、自分に合った方法で交換して下さい。

エンジンオイルの交換費用の相場は、お願いする場所は容量によって異なってきます。

カー用品店（オートバックス）でお願いする場合、排気量が２０００㏄（エンジンオイルの容量４リットル）の乗用車のエンジンオイルで例えると、

オイル代４０００円 + 工賃（カー用品店）５００円＝４５００円

の計算で作業時間の目安はだいたい１５分くらいです。

ただし、オイルの価格は自分で選ぶため、種類によって変動があるので注意をして下さい。

また、ガソリンスタンドのエンジンオイルの価格は、排気量が２０００㏄の車の場合だいたい工賃込みで４１００円～で交換時間は１５分～２０分ぐらいです。

ガソリンスタンドで交換してもらう場合の排気量別の費用はおおよそ下記の通りです。

ガソリンスタンドで交換するよりもカー用品店で交換してもらう方が少し抑えることができますよ。

エンジンオイルと同じようにオイルエレメントも大切なオイルです。

エレメントは人間でいうところの腎臓にあたり、腎臓が血液中に含まれる体に悪い成分を取り除くように、オイルエレメントはオイル内に含まれる不要な成分をろ過します。

つまり、オイルエレメントがあることによって綺麗なオイルがエンジン内部に行き渡り、正常な状態を保てるのです。

オイルエレメントの交換時期については下記を目安にして下さい。

この条件のうち、いずれかを満たした時点で交換しておくのが無難です。

ただし、エンジンの性能やエンジンオイルの質、オイルエレメントの質などにより適正な使用期間は変わってきます。

安いオイルエレメントの場合、中に入っているろ紙の折り曲げ数が少なかったり質が悪くてろ過能力が低いものもあるので注意をして下さい。

そのため、純正品以外のオイルエレメントを使用する場合は、早めの交換を心掛けた方がいいかもしれません。

オイルエレメントの価格は、純正品がおよそ１０００円～１５００円ほどで、安い社外オイルエレメントの場合は３００円ほどから購入できます。

ガソリンスタンドや車用品店で交換してもらう場合、オイルフィルターと工賃合わせて２０００円～２５００円、オイル交換や点検と合わせて６０００円～１００００円ほどです。

エンジンオイルの交換の時期を過ぎたからといって、すぐに車が故障する事はありませんのでそこは安心して下さい。

エンジンオイルの交換時期や費用は車種によって異なるので、まずは自分の乗っている車の適正な交換時期を確認してみましょう。

そして、エンジンオイルと一緒にオイルエレメントも気にして交換することで、車を良い状態で保ちながら長く乗ることができますよ！