石鎚山の紅葉の時期や見ごろ、登山ルートのまとめ

愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置する石鎚山は、西日本で最も高い山で山岳信仰・修験道の山です。

石鎚山脈の中心的な山として君臨し自然豊かな美しい景観を持つことでも知られており、その中でも特に10月からの紅葉はまさに絶景と言えます。

そこで今回は石鎚山の紅葉の時期や見頃、登山ルートについてまとめていきたいと思います。

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石鎚山の紅葉の時期や詳細

所在地:愛媛県上浮穴郡久万高原町若山 石鎚国定公園内

問い合わせ先:久万高原町企画観光課

電話番号:0892-21-1111

紅葉時期の目安:10月中旬~10月下旬 

主な紅葉樹種:モミジ、その他広葉樹

駐車場:有り(50台 無料)

料金:無料(ロープウェイ往復1950円

ハイキングコース:なし(登山ルート有り)

アクセス

  • 車:松山自動車道松山ICから国道33号、県道12号、国道494号経由で約60km
  • ※石鎚山土小屋までは石鎚スカイライン経由で約77km(夜間及び冬季全面通行止)

石鎚山の紅葉の見ごろについて

石鎚山の紅葉は下界より一足早く10月上旬に始まり、見ごろは10月10日頃に頂上付近、20日頃に成就社周辺、下旬にかけてロープウェイ乗車間と順次ふもとへ下りてきます。

  • 頂上付近:10月初旬
  • 夜明かし峠:10月中旬
  • 成就社・展望台・山頂駅付近:10月20日頃~下旬にかけて
  • ロープウェイ乗車間:10月20日頃~11月初旬
  • 天柱石・御塔谷:10月下旬~
  • ロープウェイ山麓駅:11月初旬~

紅葉が見頃を迎える10月第1日曜日より11月3日(祝)までの毎週日曜日・祝日にはもじみ祭りが行われ、石鎚神社の成就社境内において「もち投げ・福木投げ・お菓子投げ」が午後2時から開催されます。

その中でも「福木」をとった方には豪華景品がプレゼントされているそうです。

また、山麓に位置する石鎚スカイライン(現在無料)の途中に設置された展望台からは、石鎚山の美しい景観や御来光の滝といった名瀑を眺めることもできます。

石鎚山の紅葉の登山ルート4選

石鎚山の登山ルートは数多くありますが、今回は登山しやすく人気のある4つのルートをご紹介します。

昔ながらの表参道・成就社登山ルート

成就社ルートは昔から参道として使われている石鎚山のメインルートで、初心者でも登れる人気の登山ルートです。

成就社の登山口へはロープウェイを利用するルートのほか、古くから使われている古道と呼ばれるルートなど色んなルートがあります。

ロープウェイを利用する場合は、山麓下谷駅から登山口のあるロープウェイ山頂までは所要時間7分30秒程です。

ロープウェイを降りて石鎚神社の頂上社がある弥山までは約4kmで、大体3時間半から4時間くらいかかります。

ロープウェイを利用しない場合は、難所と言われる「試しの鎖・一の鎖・二の鎖」と三か所の鎖場があるうちの二の鎖を登り切れば弥山に到着します。

ただし、鎖場はかなり体力が必要なため、無理という方は迂回路を利用して下さい。

初心者向けの裏参道・土小屋登山ルート

石鎚山の裏参道になる土小屋登山ルートは、登山道が整備されているので初心者に人気のあるルートです。

約4.6kmの距離を2時間から2時間半ほどかけて登ります。

頂上との標高差はおよそ400mと少ないので、体力に自信のない方や初めての登山の方はこちらのルートを登ってみて下さい。

石鎚山を満喫・面河登山ルート

面河登山ルートは登山口から山頂までおよそ6.9kmの道のりで、標高差も1200mとなかなかのロングコースです。

成就社ルートや土小屋ルートとは違ってあまり整備されていない山道を登ります。

面河渓の途中にある五色河原には国民宿舎があり、そこまでは車が入れるようになっています。

五色河原から橋を渡ると面河渓に沿って遊歩道があり、約1kmほど歩くと登山口なりそこから標高1340m辺りまで山深い登山道を登ります。

石積みの道や倒木・木道がたくさんありますが、水場も豊富にあるので自然を満喫することができます。

この登山ルートは移動距離が長いので余裕のある登山を計画して下さいね。

堂ヶ森・二ノ森縦走登山ルート

堂ヶ森・二ノ森縦走登山ルートは上級者向けで、約10kmの道のりと一番のロングコースで体力が必須となります。

堂ヶ森への登山口は、路線バスでアクセスしやすい保井野登山口を利用する方が多いようです。

バスが1日に4本から5本の運行状況なので、利用する場合は事前に確認をして下さい。

そして、堂ヶ森までははしごやロープを使うポイントがあり滑りやすく急な登りのため、コースを外れないようテープをチェックしながら登りましょう。

堂ヶ森から二の森は笹原が続き見晴らしも良く、中間付近にある鞍瀬の頭からの景観もファンが多いです。

ただし、鞍瀬の頭へはルートを少し外れてしまうので足場や天候に注意をして下さい。

二の森まで辿り着けば石鎚山の山頂もあと少しですが、途中の西冠岳は険しく足場が悪いので状況によっては迂回すると安心です。

面河登山ルートとは違って水場が少ないので準備も怠らないようにしましょう。

迷ってしまいがちな分岐点では、慌てず太い道を選べば石鎚山まで行くことができますよ。

弥山から天狗岳へ

弥山から石鎚山の山頂である天狗岳へ行くことができますが、天狗岳までの道のりは険しく命がけと言ってもいいほどです。

鎖を使って尾根を伝い、岩壁をよじ登り、断崖絶壁の道を行くことになるので、初心者だけで行くことはおすすめできません。

雨上がりのときは足元が滑りやすいので立ち入らないようにしたり、山頂制覇を断念することも登山の場合は時には大切ですよ。

まとめ

山頂からの紅葉も麓から見上げる紅葉も見事で、特徴的な形をした石鎚山頂上(天狗岳、弥山)とのコントラストは本当に絶妙です。

また、登山ルートがいくつか整備されているため登山をしながら紅葉を楽しむこともできます。

ロープウェイで楽しむも、車で石鎚スカイラインを楽しむも、登山で楽しむも良しな石鎚山の紅葉に、今年は是非行かれてみてはいかがでしょうか。

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