節分の京都旅行は吉田神社と壬生寺へ!四方参りもおすすめ

節分の季節に神社仏閣の多い京都に行ってみたいなら、『吉田神社』『壬生寺』の節分祭がおすすめです!

そして、この2つの節分祭に行かれるなら京都独特の風習である「四方参り」を知ってもっと楽しんでみませんか?

そこで今回は、おすすめの吉田神社と壬生寺の節分祭と、四方参りについてお伝えしていきたいと思います。

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節分に京都へ行くなら表鬼門の『吉田神社』へ行こう!

吉田神社は「厄除開運・家内安全・良縁」などで有名な神社で、京都の表鬼門(北東)にあたる位置に構えています。

そんな『吉田神社』の節分祭りは、火などを使ったり露店が800店も出店していたりととにかく派手で楽しい!

節分祭って地味なお祭りとイメージされることが多いですが、吉田神社の節分祭りを見たらそんなイメージはどこかへ飛んでいくでしょう。

節分に京都へ行かれるならどうしても『吉田神社』には行ってほしいので、日程と見どころをお伝えしますね♪

吉田神社の節分祭の日程
  • 2月2日 8:00~ 節分前日祭・疫神祭/18:00~ 追儺式(鬼やらい神事)
  • 2月3日 8:00~ 節分当日祭/23:00~ 火炉祭(古神札焼納神事)
  • 2月4日 9:30~ 節分後日祭/13:00~ 福豆抽選会

見どころは「露店」「追儺式」「火炉祭」

  1. 800店がひしめき合う露店
  2. 1日目と2日目に開かれる露店には、なんと800店ものお店が出店されています。

    今時こんな規模で露店がひしめき合う姿を見ることはないので、その圧巻の光景は買わなくても十分楽しむことができます。

    露店で売られている物も「湯豆腐」「イワシ」など変わり種がたくさんあり、あれもこれもとつい食べ過ぎてしまうほど。

    しかも、人間に交じって鬼もウロウロしているんのですが、「鬼さん写真撮って下さい!」とお願いすれば鬼と記念撮影までできちゃいますよ♪

  3. 怖いけど楽しい追儺式は外せない
  4. 2月2日の18時から本宮で行われる追儺式は俗に「鬼やらい」と言われている儀式で、最後は桃の木で作られた弓矢で鬼を追い払いって人々の幸福と平和な生活を願うというものです。

    その追儺式では赤・青・黄色の鬼たちが境内を駆け巡るのですが、暗い境内でたいまつの炎の中で鬼が走り回る光景は「ギャー!」と叫びたくなります!

    ちょっと怖いので小さなお子さんは大泣き、大人も「ギャー!鬼が来た!鬼!鬼!」と声をあげるほどです。

    それくらいとってもダイナミックで迫力がある儀式はなかなか他では見らせませんよ!

    ただ、大人気の行事で17時頃から境内の規制が始まるため、良い場所で見たい方は17時半には境内にいられるようにかなり前もって行くようにして下さい。

  5. 大迫力の火炉祭
  6. 2日目の23時から行われる火炉祭では、三ノ鳥居前に設けられた大きな火炉で参拝者が持参した積み上げられた古い神札に火が点けられます。

    それがあっという間に火がまわり、高さ・直径ともに約5m・深さ約1mにも及ぶ火柱が夜空に上る様は息をのむほどの大迫力

    23時からと始まる時間は遅いですが、こちらも混雑必至なため22時半には行くようにして下さいね?

今回ご紹介した見どころを全部楽しんで頂くためには2日間行く必要がありますが、どうしても1日しか無理な方は初日の追儺式を優先して下さい。

吉田神社でしか味わえないハラハラドキドキ感はずっとずっと心に残り続けますよ♪

節分に京都へ行くなら裏鬼門の『壬生寺』もおすすめ

京都の裏鬼門にあたる壬生寺(みぶでら)は、新撰組の本陣になったことで有名で幾人もの新選組隊士のお墓のあるお寺です。

そんな壬生寺の節分祭りは、何と言っても1日8回上演される狂言でしょう!

今まで狂言に触れたことがない方にも是非見て頂きたいので、日程と見どころをお伝えしますね♪

壬生寺の節分祭の日程
  • 2月2日 壬生狂言「節分」(13時~20時 8回上演)/厄除け祈祷会・星祭 山伏、稚児のお練り供養(13時~)・大護摩供養(14時~)
  • 2月3日 壬生狂言「節分」(13時~20時 8回上演)/厄除け祈祷会・星祭
  • 2月4日 招福ぜんざい(10時~ 先着1000名無料)

見どころは「狂言」「ほうらく奉納」「招福ぜんざい」

  1. 初めて触れる方でも楽しめる狂言
  2. 初めて壬生寺節分祭に行かれる方に必見なのは、壬生狂言「節分」です。

    「えー?狂言?」なんて若い人には退屈なお芝居のイメージしかない狂言ですが、壬生狂言を観ると「こんなに楽しかったんだ!」と思う事間違いなし

    狂言というのは室町時代から続く無言の喜劇なんですけど、セリフがないのに本当に楽しくてイメージがガラッと変わります。

    老若男女問わず全ての人に楽しんで頂けるお芝居だと思うので、壬生狂言「節分」を是非是非観て下さいね♪

  3. 無料で食べられる招福ぜんざい
  4. 最終日の2月4日のお楽しみは、本堂前に供えてあった鏡餅で作る絶品のぜんざいです。

    これを食べて1年間の無病息災を祈願しましょうと言うことなんですが、なんと無料で1000名様限定で配られるんですよ!

    普段から売ってほしいくらい美味しいのに無料なんてすごくないですか!?

    でも、地元の人も含めて美味しいことを知っている人が多いので、11時にはすでにぜんざいがないことも…

    そのため、招福ぜんざいを食べるなら9時半には壬生寺に行くようにして下さいね?

  5. 狂言の中で使われる!?ほうらく奉納
  6. これも壬生寺独特の風習なのですが、ほうらくと言う素焼きのお皿に「年齢・性別・願い事」などを書いて是非奉納してきて下さい。

    ほうらくを奉納すると厄を免れ福を得ることができるのですが……なんと、奉納したお皿は4月に行われる壬生寺狂言の中でぜーんぶ割られてしまうんです!

    自分が書いたお皿が狂言の中で使われるなんて、すごく貴重な体験だと思いませんか?

    しかも、奉納したほうらくが割られると書いていた願い事が叶うんですって!

    なので、壬生寺の節分祭に行ったら是非ともほうらくを奉納してきて下さい。

壬生寺の狂言は、狂言に触れたことのない私たちのような世代でも十分楽しめるので、他の節分祭に行かれれる方も是非是非立ち寄って観て行って下さいね!

節分で忘れてはいけない京都ならではの『四方参り』

節分に京都へ行くなら『吉田神社』と『壬生寺』は是非とも訪れて頂きたのですが、その2つを訪れるなら忘れていけないのが『四方参り(よもまいり)』です。

四方参りとは、追い払われる鬼を追いかけて『吉田神社→八坂神社→壬生寺→北野天満宮』と節分祭をハシゴする風習のこと!

京都の北の方に位置する深泥ヶ池からやってきて吉田神社に現れた鬼を、八坂神社→壬生寺→北野天満宮の順に追い払い、最後は北野天満宮の福部社の中に閉じ込めてしまうというものです。

なので、最後の北野天満宮では鬼が出ていってはこまるため、「鬼は外!」と言わないんだそう。

この風習は1000年程前から行われていて、邪気を祓って一層の福を招くと言われているんですって♪

でも4ヵ所全部回ろうと思うと大変なので、御所の鬼門と裏鬼門を守る『吉田神社』と『壬生寺』の節分祭に行く人が多いということですね。

ただ、「八坂神社」と「北野天満宮」の節分祭もとっても楽しいので、日程に余裕のある方は是非とも『四方参り』をしてみてはいかがでしょうか?

  • 八坂神社の節分祭
  • 八坂神社の節分祭は、毎年2月2日~3日の2日間9時~17時頃まで開催されます。

    13時と15時に行われる舞妓さんと芸子さんによる舞踊奉納や雅楽会・獅子舞・今様歌舞会による舞踊奉納と、その後の豆まきが見どころですよ!

    お祭り期間中に参加する舞妓さんと芸子さんは4つの組が参加するので、事前に詳しく調べて好きな組を決めるといいでしょう。

  • 北野天満宮の節分祭
  • 北野天満宮の節分祭は2月3日のみ行われ、当日は本殿にて節分祭が行われた後に神楽殿にて狂言や日本舞踊が奉納されます。

    狂言は茂山千五郎社中による「北野追儺狂言(きたのついなきょうげん)」、日本舞踊は「上七軒歌舞会(かみしちけんかぶかい)」による日本舞踊ですよ!

    狂言や日本舞踊の奉納の後には、大蔵流茂山千五郎社中・舞妓さん・芸妓さんによる豆まきが行われるので是非参加して下さい。

まとめ

表鬼門にあたる『吉田神社』の節分祭に行かれるなら、露店と鬼が逃げ回る追儺式は絶対に外せません。

また、裏鬼門にあたる『壬生寺』の節分祭は、狂言が本当に楽しいので是非この機会に狂言に触れてみてはいかがでしょうか?

もし日程に余裕があれば、吉田神社→八坂神社→壬生寺→北野天満宮と『四方参り』をするのもおすすめですよ♪

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