黒部峡谷の紅葉の時期や見頃、見に行く時の服装のまとめ

黒部峡谷は富山県随一の紅葉の名所で全国各地から沢山の人が紅葉を見に訪れます。

そして黒部峡谷と言えばパノラマ展望を名物のトロッコ列車で楽しみたいところですが、せっかくなら紅葉が一番綺麗な時に訪れたいですよね?

そこで今回は黒部峡谷の紅葉の時期や見頃、見に行く時の服装についてまとめていきたいと思います。

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黒部峡谷の紅葉の時期や詳細

所在地:富山県黒部市黒部峡谷口11

問い合わせ先:黒部峡谷鉄道営業センター

電話番号:0765-62-1011(9:00~17:00)

紅葉時期の目安:10月下旬~11月中旬

主な紅葉樹種:ヤマモミジ、コミネカエデ、ナナカマド、オオカメノキ、ヤマウルシ、ブナ、ウダイカンバ

駐車場:有り(350台/黒部峡谷鉄道宇奈月駅前駐車場・普通車900円)

黒部峡谷鉄道運賃:宇奈月~欅平(往復):大人3420円/小児1720円
※小児は6才以上12才未満

ハイキングコース:鐘釣駅約600m、欅平駅2コース最長6km

アクセス

  • 車:北陸自動車道黒部ICから黒部峡谷鉄道宇奈月駅まで約20分(13km)
  • 電車:富山地方鉄道本線宇奈月温泉駅から黒部峡谷鉄道宇奈月駅まで徒歩5分

黒部峡谷の紅葉の見頃について

黒部峡谷の紅葉を楽しめるのは「黒部ダム周辺」と「立山側(アルペンルート)があるため、それぞれの見頃についてご紹介していきます。

黒部ダム周辺

10月中旬~10月下旬 黒部ダム

黒部峡谷といえば宇奈月駅周辺の紅葉を楽しむだけでも十分綺麗ですが、やはり大パノラマが楽しめるトロッコ列車から覗く紅葉を楽しんで下さい。

例年であれば、木々の葉が色付き始めるのは10月中旬から10月下旬からで、見頃は11月上旬から11月中旬となります。

黒部の季節の移り変わりは早く、見頃も約2週間くらいしかないため、黒部峡谷の紅葉名物である緑から赤へのグラデーションを楽しむのであれば、少し早めに訪れた方がいいでしょう。

立山アルペンルート

立山は標高差があるため、紅葉は9月中旬頃~11月上旬頃にかけて山頂から麓へ紅葉がおりていきます。

9月中旬~9月下旬 室堂平(むろどうだいら)

標高2450m付近にある室堂平はアルペンルートの中心で、観光の拠点にもなっています。

ピーク時には3000mの立山連峰が色づく様子も見ることができるのでかなりおすすめです。

また、ミクリガ池・ミドリガ池・雷鳥沢などの散策ルートの中でもミクリガ池は、立山三山の三段紅葉を水面に映す景勝地としてかなり人気が高い場所になります。

9月下旬~10月上旬 弥陀ヶ原(みだがはら)

標高1600~2000mの弥陀ヶ原は、9月下旬から山の緑が少しずつ色づいてきます。

10月上旬には、高原バスが走る道路沿いの山肌に赤いナナカマドや黄色いミネカエデが鮮やかに色づきます。

橙色に染まった湿原に池塘(ちとう)と呼ばれる池の堤が、ところどころ光ってアクセントになっていますよ!

10月下旬~11月上旬 称名滝(しょうみょうだき)

標高1000mにある称名滝は立山駅から約20分とバスや自転車でアクセス可能な場所にあり、国の名勝・天然記念物にも指定されています。

こちらは常願寺川の支流称名川が溶結凝灰岩の断崖を落下して作る滝で、350mと日本一の落差を誇り4段に分かれた最下段の126mの水柱は迫力があります。

また、立山駅から称名滝に向かう車窓から右手に眺められる悪城の壁(あくしろのかべ)は、最大高低差約500m・長さ約2kmで一枚岩の大断崖としては日本一!

名前の由来は「とても恐ろしく、砦のように人を寄せ付けない崖」という意味があると言われ、こちらもおすすめのポイントです。

黒部峡谷の紅葉を見に行く時の服装

山は気象が変わりやすく、ちょっとした不注意や準備不足でケガをすることもあります。

そのため、急な天候変化や温度変化に対応できるように晴天でも必ず雨具などを準備しましょう。

また、9月~10月の紅葉シーズンは気温が10度前後と肌寒く感じることが多くなり、10月に入ると標高2500mあたり(室堂平周辺)では雪がちらつくことも。

なので、10月以降に行かれる方は防寒対策も忘れずに持っていって下さい。

【服装リスト】

  • スニーカー:革靴やヒールのある靴では歩きにくい上に危険なので、必ずスニーカーや山岳用の靴で行きましょう
  • ディパック:両手を空けておいたほうが歩きやすいです
  • 帽子・日焼け止めクリーム・サングラス:紫外線が強く思った以上に日焼けをするので、日焼けが気になる方は持っていって下さい
  • 雨具:コンパクトに折り畳めてフードが付いているものがおすすめです
  • ウール素材の厚手の長袖シャツやフリース素材の服:標高差があり気温がグッと寒くなるので温かい服装で行きましょう

まとめ

黒部峡谷の紅葉は、黒部ダム周辺や立山アルペンルートと標高差が大きいため長期間にわたり紅葉が楽しめます。

また、山々の紅葉だけでなく黒部ダムや様々な乗り物など、一日中飽きることなく行楽を楽しむことができます。

服装には気を付けて、秋晴れの雲一つない快晴の日に是非黒部峡谷の紅葉を楽しみに出かけてみてはいかがでしょうか。

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