岸和田だんじり祭りの起源や2017年の日程、見どころ解説

秋と言えば『岸和田だんじり祭り』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

法被姿にはちまきを巻いた青年団・組などの男衆が舞を踊り、だんじりが猛スピードで街を走る姿はまさに圧巻の一言!

今回はそんな迫力満点な『岸和田だんじり祭り』の起源や2017年の日程、見どころについてまとめていきたいと思います。

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岸和田だんじり祭りの起源は?

岸和田だんじりの歴史をさかのぼると、江戸時代の1745年に起源となる記録が残されており、1745年に今の岸城神社の夏祭りで沢山の提灯を掲げたのが始まりと言われています。

また、京都の伏見稲荷から神様をお招きして、岸和田城で五穀豊穣を祈願したのが始まりという説もあります。

いずれにしても、神社のお祭りが起源であり、豊作を願うのがだんじりの本来の目的なんです。

そして、現在のスタイルのようにだんじりが大活躍するようになったのは1780年頃だと言われています。

岸和田のだんじりはかなり特殊で、他の地域にある「肩棒」と呼ばれるだんじりを囲う四角い木枠がなく、車高がやや低めで見た目の重心が下にあるのが特徴です。

岸和田だんじり祭り2017年の日程や時間は?

岸和田のだんじりは例年「敬老の日直前の土日」に開催されるため、2017年は9月16・17日になります。

以前は敬老の日に固定でしたが、ハッピーマンデーの導入で敬老の日が流動的になったので、だんじりの日も流動的になしました。

【試験曳き 日程スケジュール】
・9月3日(日) 午後2時~午後4時
・9月15日(金) 午後2時~午後4時

試験曳きでは宵宮・本宮に向けてだんじりに悪い所がないかをチェックします。

試験曳きも曳行時間は短いですが本番さながらのだんじりを楽しむ事ができるので、人混みは苦手だけどだんじりは見てみたいという方におすすめですよ!

【宵宮 日程スケジュール】
・9月16日(土) 午前6時~午後10時

曳き出し … 午前6時~午前7時半
午前の曳行 … 午前9時半~午前11時半
パレード … 午後1時~午後3時位まで
午後の曳行 … 午後3時~午後5時位まで
夜間曳行 … 午後7時~午後10時

宵宮は朝早くの曳出しからスタートで、人気が高く早朝から見物客でいっぱいです。

また午後から行われるパレードは、岸和田商店街の駅側アーケード入口で22町の各だんじりの式典が行わたり、着ぐるみや余興など各町のパフォーマンスも楽しむ事ができるのでかなりおすすめです。

【本宮 日程スケジュール】
・9月17日(日) 午前9時~午後10時

宮入り … 午前9時~午後12時位まで
午後の曳行 … 午後1時~午後5時(毎年午後6時位まで曳行しています)
夜間曳行 … 午後7時から午後10時

2日目の本宮と言えば宮入り!各氏神様(うじがみさま)(岸城神社、岸和田天神宮、弥栄神社)を参拝して五穀豊穣などを祈願します。

岸城神社へ参拝するだんじりは見所の1つである『こなから坂』のやりまわしを終え宮入をむかえます。

【場所】
岸和田だんじりが行われる舞台は下記の地域です。

岸和田地区(岸城神社、岸和田天満宮周辺)
・春木地区(弥生神社周辺)

特に岸和田地区はだんじりに参加する町も多く、祭りの規模が大きいため初めての方は岸和田地区がおすすめです。

最寄りの岸和田駅にも近くて行きやすいのですが毎年かなり混雑するため、特に初日に行かれる方は混雑するものと覚悟を決めて見に行きましょう。

【その他共通事項】
雨天決行
・最寄り駅 南海岸和田駅
・駐車場 なし
・交通規制あり(岸和田駅周辺は交通規制されるのでご注意下さい)

岸和田だんじり祭りの見どころは?

岸和田だんじりと言えばやっぱり午後曳行の時に行われる「やりまわし」が一番の見どころではないでしょうか。

一般的に山車やだんじりを動かすお祭りでは、角を曲がる時にある程度速度を落として慎重に周りますが、岸和田のだんじりは勢いをそのままに高速で曲がろうとします

その危険と隣り合わせの迫力あるやりまわしは岸和田だんじりならではです。

だんじりを曳く男衆の息が合っていること、失敗したところはみせられないという意地があの迫力を更に増長してくれますよ!

【やりまわしの主な見どころ場所】
・大阪臨海線岸和田港交差点(通称:カンカン場)
・小門・貝源(若蓮本部前)
・岸和田駅周辺の商店街
・堺口門跡・内町門跡の枡形
・岸和田市役所前・小半坂(通称:コナカラ坂)
・蛸地蔵駅
※S字カーブの有名どころ
堺町S字
本町S字

その他にも、岸城神社に参詣する際の「こなから坂」のやりまわしが見られる『宮入』、ゆっくりだんじりを鑑賞できる『パレード』、提灯を点けてゆっくり町中を練り歩く『夜間曳行』も見ごたえがあります。

また、昼や午後の休憩時間にだんじりが止まっている際、だんじりをよく見せてもらうのもおすすめです。彫刻がそれはもう見事で惚れ惚れしてしまいますよ。

まとめ

伝統があり、男衆の心意気を間近で体感できる『岸和田だんじり祭り』は一度は生で見てみたいですよね。

見どころをしっかり押さえて今年の秋の行楽は激走するだんじりを見に行ってみてはいかがでしょうか?

お祭りの際には事故が起きないよう地元のボランティアの方々が誘導などをして下さるので、必ず現地の方の指示に従ってだんじりを楽しみましょう。

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